投げ釣りをしていると、もっと遠くへ飛ばしたい衝動に駆られます。
~まだ誰も仕掛けを投入していない遙か沖のポイントへ!~
その思いは、“誰よりもたくさん釣りたい!”、“飛ばすことが快感!”など、人それぞれに違うとは思いますが、ヨシゾーはバカのひとつ覚えで、とにかく遠くに飛ばしたいのです。たとえ、近くに魚がいようとも、とにかく投げて遠くから魚を引っこ抜きたいのです。“なぜ?”と聞かれても困りますが、しいて理由を挙げるとすれば、
“そこに、魚がいるから・・・・・・。”
と言う冗談はさておき、ヨシゾーがなぜ遠投にこだわる様になったのか?なぜ遠投が大好きなのかその理由を教えましょう・
まだ駆け出しだった頃、春の某岩場でヨシゾーはカレイ釣りをしていました。竿は振出425DX。ラインはPE1.5号だったと思います。その時はどんなにがんばっても4色前後の飛距離だったと思います。そんなへたれヨシゾーの右側に釣師がやって来ました。挨拶を交わし、釣師が10数m先にタックルをセット、着水点はヨシゾーの先です。“お~!すげ~!”と言うのがその時の率直な気持ちだと思います。最初はあまり気にもしていなかったのですが、なにげに釣師が投げるのを見ると、今まで見たことも無い投げ方で投げているではないですか。俗に言うスイング投法に近い投げ方だったと記憶しています。
“お~!岩場ではあんな投げ方で投げると飛ぶのか?”
とか、
“俺もあんな投げ方出来るだろうか?”
等と勝手に考えましたが聞くのが一番と言うことで、隣の釣師の元へ歩み寄り情報収集。釣師の竿はツインパワーSF405AX、“○○サーフ”のステッカーが光っていました。釣師曰く、彼は○○サーフの中でも飛距離は劣ると・・・・。“あれで飛ばない?”
この時から、ヨシゾーは繁華街への投資を自粛し、数年がかりでタックルを一新するという毒牙にかかったのは言うまでもありません。
これはもう一言でいうと、繁華街の路上で外国人が売りさばいている“危ない薬”と一緒です。
飛距離が伸びるとアドレナリンが出まくりますが、更なる快感を求めるためにはそれに見合う投資が必要となるのです。
おまけに危険もつきまとうので、その危険回避のために、強度を重視すると更に投資が増えるという悪循環。
しかし、この悪循環はヨシゾーをHeaven(天国)へと昇華させるのです。
なんて、たいそうな事を言ってますが、上には上がいますのであまり大口を叩かないようにしたいと思います。
この記事はあくまでも、ヨシゾーの独断と偏見、自己満足の世界なのでお許しを。
【魔力その1;独占欲の刺激】
ある程度の飛距離が出せると、入釣ポイントが広がります。100m前後では魚が釣れなくても、それ以上飛ばすと釣れるポイントもあるので、混雑していない釣り場を独占できるのです。なので、いつでも荒らされていないポイントでの『爆釣妄想』に浸れます。
【魔力その2;物欲の刺激】
大手釣具メーカーの宣伝に騙され、『高い竿=欲しい!』という物欲が巨大化し、国内の消費向上に一役買うことが出来ます。また、物欲は3度快感を得ることが出来るのです。
① タックルを新調するときの『カタログ睨めっこ妄想』・・・・・。
② お店で品物を手に取ったときの『俺の竿だ妄想』・・・・・。
③ 家で磨いているときの『ニヤけた顔が気持ち悪い妄想』・・・・・。
なんだか危ないヤツになりますが、この妄想がアドレナリンを分泌させるのです。
【魔力その3:優越感の刺激】
これはもう、バカの領域です。釣果には直接影響しませんし完璧な趣味の世界で、人はそれを『自己満足』と言います。ただし、この『人とは少し違う。』という優越感が更にアドレナリン分泌量を促すのです。またヨシゾーの場合、何かを作るという手作業が嫌いじゃないので、更に楽しい世界を過ごす時間が増えるのです。
【魔力その4:創造力の刺激】
遠投に魅せられると、竿・リールは高価な物が欲しくなるのは当たり前なのですが、仕掛けや道具類などの小物に不満が出ます。お金で買えるならまだしも、売っていない場合が多いので、何としてでも欲しいという物欲が、今度は創造力を刺激するのです。おまけに1度や2度しか使わない工作機械まで増えて行きます。ヨシゾーの場合、実家から拝借してきた業務用の高価な電動工具がほとんど使用されずに物置で眠っています。
【魔力その5:ハカイダーへの近道】
リスクと飛距離は二次放物線の関係にあります。ある程度の飛距離で満足するならリスクは小さいです。ただ、更に上を目指そうとか、自分の技量以上の結果を出そうとするとリスクは数倍に増すでしょう。なので、ヨシゾーは竿やリールを破壊しまくる『身の程知らず』となるばかりか、諭吉さんに羽が生えて飛んでいきます。おまけに子供にも『また壊したんですか?』とバカにされるようになるのです。これは、遠投における『負の遺産』。俗に”ハカイダーウイルス”とも呼ばれています。
この件については賛否両論が有りますが、ヨシゾーの独断と偏見で言わせてもらえば、 『高価な並継ぎタックルを買え!』の一言に尽きます。
何故かと言うと、もう後戻り出来ない状態に自分を追い込むのです。お小遣いに余裕がある人は例外ですが、1セット十数万円のタックルをそろえると後戻りしたくてもできません。それも、並継ぎのガチガチに硬い竿が望ましいのです。出来れば30号以上をお勧めします。ヨシゾーはネオン街への出没を自粛し、ボーナス時のお小遣いを蓄え、目標金額に達したとたん後先考えないでNEWタックルを購入します。今年は追い打ちをかけるようにハカイダーウイルスに感染し、修理費が捻出出来ずに借金生活へと突入しました。しかし、そんな生活からの脱出を図るためには、”必ず使いこなしてやる!”と言うモチベーション高めなければやってられないのです。軟弱な発想で”最初は安い竿”などと考えているようではレベルアップは難しいのです。自分を窮地に追い込む必要が有るのです!
仮にのめり込んだとしても直ぐに高価な竿が欲しくなり、物欲スパイラスに陥ります。だから、最初は無謀と思うかもしれませんが、 『高価な並継ぎタックルを買え!』なのです。
・・・・・・・・マゾですね。
後は振って振って振りまくれば、そのうち慣れてくるでしょう。
よく、遠投の投げ方やテクニックなどが雑誌や本で紹介されていますが、その多くは砂浜や防波堤など、足場が良く竿先を地面に着けて投げる事を基本としています。ただし、ヨシゾーの様に岩場から遠投する機会が多い場合、竿先を地面に着ける事は、ハカイダーウイルスに感染してくれと言っているような自殺行為となってしまいます。なので、垂らし投げがメインとなるのですが、この投げ方は振り幅が小さく竿の反発力を最大限には生かせません。ではどうするかと言うと瞬発力に頼った”一気投げ”か、少しでも竿の反発を稼げるようにスリークオーターからサイドスロー気味で投げるしかないのです。一時期、ゴムマットでも岩場に敷いて投げようかとも考えたことが有りますが、そんな平らな岩場など滅多に無いので、この発想はお蔵入りしました。
で、何がポイントかと言うと、
Point1 足下を固める
岩場の上は凹凸が多く足を踏み出すとコケる事が有ります。なので、三脚をセットする前に出来るだけ平らな場所を探し、その場所から少し離れた場所に三脚をセットしましょう。なお、三脚は竿を振る場所の左側の方が、トラブルは好少ないと思います。ただし、近いと振り切った後の竿のしなりで、三脚に立てかけている竿を叩く事になりますので、離れには注意して下さい。
Point2 スパイクを履く
岩の上が海草や貝に覆われた場所の場合、非常に滑ります。転倒防止を兼ねたスパイクが踏ん張りも効くのでお勧めです。
Point3 一気投げでも切れない仕掛けを使う
どうしても竿の反発を最大限に利用すると言うよりも振りの早さに頼った投げ方になるため、切れない仕掛けというのは必需品です。振っている途中で切れると、腕に掛かっていたオモリによる負荷が一気に無くなり、竿を地面に強打する事も・・・
Point4 軽いタックルの使用
垂らし投げの場合、長めの柔らかい竿の方が、飛距離が出ると思ってましたが、やはりスピードが命でした。なので、少しでも飛距離を延ばしたい人は、短めの軽いタックルをお勧めします。
Point5 スリークオーター
オモリを垂らして投げるのでは無く、多少振り子の様に少し振って、竿とオモリが同方向を向いたときにスリークオーターで一気投げするとオーバースローよりも振り幅と垂らしの長さが多く取れるので飛距離が伸びます。言うのは簡単ですが、結構難しいですよ。練習あるのみです。
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